超えられない壁
私のかわいいあの子がいなくなってしまった日曜日、それ以来日曜日になると悲しさが増していた私
これで3度目の日曜日が過ぎたのだけれど、今回は思わぬ体調のアクシデントで気を取られてしまって、さほど悲しい気持ちで過ごさなくて済んだ今日
もう非公開にしてしまったのだけど、「虹の橋の袂へ」というタイトルのブログを更新したらかなりのアクセス数がついていたのに気付いた私
このタイトルで意味がわかってブログを読んで下さった方は、悲しいお別れを経験されておられるのであろう、と、だから私も悲しんでばかりいないで前を向かなくちゃと、できるだけ外に出たりしていたのよね
だっておうちは、私とあの子のお城だったから
思い出だらけで今だってまだ、あの子がいない事が信じられない、いつもそっと、私の近くで寛いでいたのに
私にとって色んな意味で特別な存在だったあの子、だから私はあの子が生きている時から約束をしていて、もう2度とうさぎとは暮らさない
私のうさぎさんは、かわいいあの子だけ
だけどね、自分が名乗り出る事で救える命があるならと、恋人さんと一緒に犬の里親募集のサイトを見たり問い合わせたりしたのよね
だけど、何とまぁ里親になるのは条件が厳しい事、大切な繋げたい命のやり取りなのだから仕方がないのはわかるのだけど
一人暮らしはダメ
同棲カップルはダメ
子供のいる家庭はダメ
お年寄りはダメ
結婚の決まっているカップルは入籍後落ち着いてから
妊婦のいる家庭はダメ
引っ越した場合は住所連絡
お留守番させる時間の長い家庭はダメ
引き渡しは里親宅へ訪問し適切な環境か確認してから、その際の交通費、1キロ×○円請求
……などなど、まだまだあるけれどこんな具合
わかる項目もあるのだけどね、例えば里親募集しているワンちゃん達は、飼い主さんが高齢で入院もしくは亡くなられてしまって、誰にも引き取って貰えなかったりする事情の子がとても多かったりするし
虐待のために引き取る酷い人だって世の中にはいるし
同棲カップルが別れてしまったら、どちらも引き取らないという事もよくある様で
生まれてきた赤ちゃんがアレルギーでした、とか
でもね……
おうちの中まで確認しますとか、引越し先まで教えろとか
ワクチンや治療にかかったお金の請求ならもちろん、こちらの気持ちも進むのだけれど、家をチェックする為の交通費1キロ×○円って……
なら、電車を使って下さい、その交通費はお出ししますので、って思っちゃう
ワンちゃんの大きさによっては電車も難しかったりするのかも知れないけれど
ちょっと私的にはそこまでの干渉は許容範囲外、大体おうちのチェックなんて、譲渡者の主観でしか、ない
犬や猫がどんな所に住みたいかって、それは私の考えでは、環境はもちろん大事なのだろうけど、一番は愛してくれる飼い主さんの傍、そこでなら幸せなのではないかと
それに問い合わせの返事すら返ってこなかったりするしね
なので里親は諦める事にした私達、諦めるというのは譲り受ける事を諦めただけで、もし何かの縁で助けが必要な子と出逢えたら、もちろん家族になって貰いたいし、名乗り出るつもりではいるのだけれど
それにね、そういう条件の事もあるのだけれど、悲しい文面も多くてね
「○/○ 殺処分です、もう時間がありません」とか
そういう子達がたくさんいて、それが明日だったりもう今日だったり、何だか見ているのも辛くなってしまって
条件を付けて里親を選ぶなら、きちんと安心できる里親さんが見つかるまで保護するのかなと、疑問
「あれはダメ、ここもダメ、ああ、期限が来ちゃいました」
なんて事にだけは、なっていて欲しくない