ブログを押し付ける女
さて前回、ブログは人に見せる物とは思わないという話を書いたのだけれど
だけど別に、反対だとかいう訳ではないのよね、それは人それぞれだと思うし、友達なんかに元気にやってるよと、近況報告も兼ねていたり
読んで楽しいお話や、上手くできた手作りお菓子なんかをUPしてる女の子らしいブログなら、こちらも楽しく読めるしね
だけど何だろう、ちょっと違う人もいる
寂しいのか、自分の事をわかって欲しいのか
で、特に読んでも楽しい気持ちになんてならない長文を書いて、それを人に押し付ける
そういう人って小説サイトにも、自分をモデルに書いてたりする
そのまんまなのよね、それ、小説じゃなくて自説伝でしょ、みたいなの
まぁ、自分に都合の悪い事は一切を切り捨てて書いてるから、一応は創作も含まれるのだけど
そういう人、たまに私の周りにもいるのだけれど、一番滑稽だった人のお話
その人は結婚していて、だけど本人曰く、旦那は仕事優先のクズで、自分は不倫しているそうです
その人は不倫ブログと自分たちの小説を書いていて、私自身もその二つを、その不倫相手から読ませてもらったのだけど
まあ長い長い、そして暗い、「私の気持ちをわかって」とばかりに、(説明)も満載
ブログもそんな感じだし、小説の方も全く引き込まれる様な文章ではないし、「ねぇ、これ毎日読んでるの?面白い?」と問うてみた所、「仕方がないから流して読んでるよ、正直苦痛、でも、殆ど読んでない」という返答
二人で苦笑いして、大変だねと言ったけど、別れればいいのにと思っていたら察した様に、「重すぎて別れ話も面倒くさそうなんだよね」と一言
確かにねぇ、ブログを読んでみてもこの女性、やってもらった事は当たり前だから忘れて、相手の悪い所だけをわざと見つけて責めるタイプだと、想像できる
例えばその人は結婚してから留学しているのだけど、それには旦那様の理解や、お金も必要
で、留学したものの中退して帰って来て、旦那が家族を顧みないとか、愚直ってる
……留学してる間、ご主人の事、ほったらかしてた事にはならないの?
と、突っ込みたくなったり
宮崎駿監督の、「風立ちぬ」の感想が
病気の妻をないがしろにして、主人公は仕事ばかり、こんな奴は、出産だって立ち会わないに決まってる
みたいな感じ
これにはね、びっくりしちゃったよ、だって、主人公は当時治る見込みは殆どない、感染する病気を患ってるヒロインの気持ちを受け入れて結婚、夢を仕事にした主人公が、施設で療養生活をしてる妻が抜け出して来た時も仕事に何とか都合をつけて、探して、受け入れて、一緒に暮らしてる
家事も出産も、ましてや長い年月を寄り添う事さえ不可能だとわかっているのに、主人公は結婚したのよね、これが愛じゃなくて何なのか
どう見ても、仕事を成功させたく頑張る主人公と、そんな主人公を支えられず、わがままを通して他人にまで迷惑をかけ、夫に病気を移すかも知れないのに施設を抜け出して一緒に暮らす妻、そうしてでも、愛を育みたかった若い二人なんだけど
そんな感じで、一事が万事とまでは思わないけど、まぁ、そういう性格だろうなとは思ったので、「本当だね」と答えたのだけれど
今頃二人はどうなってるかな、やっぱり今でも、読みたくもないブログを押し付けられて当たり障りのない感想を言わされてるのかな
下らない人間関係なんて、早く捨てなきゃ自分まで腐っちゃうよ