ひだまり独り言日記

うさぎと暮らすひだまりの、誰にも言いたくない日々の独り言日記

帝王切開の傷

私は昔、関西で、「このお店で働いている事はステータスになる」と言われているお店で働いていた事があるのだけれど


やっぱりそういうお店のお客様は上質な紳士な方も多くて、そのお店の面接に受からなかった友人は、よく私に誰かいい人がいれば紹介して欲しいと言っていて


それは所謂、愛人としての紹介、そして彼女は既婚者で、その頃は生まれて数ヶ月の息子さんがいました


元々あまり男運もなく、それでも結婚にこぎつけた彼女はとても綺麗な顔立ちに豊富な胸で、優しい性格、そのお店で働けなかったのも容姿の問題ではなく、条件が合わなかったからで、どうして男運が悪いのか不思議なくらいでしたけど、やっぱり幸せな結婚生活とは言えないみたいで


愛人、不倫、本人が覚悟して幸せならばそれもけっこう、私は女の不倫は理解できないけれど、まぁお友達だしその頃そういった、紹介できる様な方も思い付かなかったので、言葉を濁していましたが……


彼女のメールにはこう付け足されていました


「帝王切開の傷があるけど」


これは正直、女としてはかなりのマイナス、これが子供と家庭を守り生きる女性ならば命懸けで子供を産み落とした名誉の勲章なのだけど、あろう事か不倫希望、それもお金持ちの紳士を探すとなると……


そんな傷のない若い女性はいくらでも、若くなくても知性とか上品な振る舞いとか、そういった物を兼ね備えた女性がたくさんいる中から自分を選んでもらうのに、その傷は致命的


そして彼女はグラマーだけど、私からしてみれば太っています


何なんだろう、と思う、命を懸けて、身体に傷まで残して生んだ子供の父親を裏切る気持ち


例えばそれが、暴力とか経済的DVとか、そういった事があるにしたってそれなら、別れてから恋愛すればと思うのです


だけどそれはせず、バレない様に今の生活はキープしながらの不倫


不倫相手と上手くいって離婚、再婚となっても自分の有責とはならない様に、隠し通す


姑息な淫乱女にしか見えません、その時どんなに相手の事が好きでも、それは純愛とは程遠い汚ならしい行為だと思う


所詮は続けていても幸せではない結婚生活ですから、それに相手も裏切られていたと知れば傷付くでしょう


だけどまぁ、別れて恋愛するにしても帝王切開の傷はマイナスですよね


私の恋人は以前、やっぱり既婚者の帝王切開の傷持ちの方と遊んでいた様ですが、遊びなので割り切っているにしても「あの傷は萎える」と言っていました


これが自分の子供を生んだ妻に対する言葉なら人でなしですが、所詮は遊び相手、それも簡単に不倫する様な相手に対してなので私もそのまま聞き流しましたし、気持ちもわからなくもない


他の男の子供を生んだ傷なんていとおしく思える筈もない、そして、その傷は母親である象徴、少しセックスアピールとは程遠い


それは仕方のない正直な気持ちかなと


それにしたって、不満のある主婦というのは本当にバイタリティがあるな、私なら身体に傷なんてあろうものなら絶対に隠したいし、それを見せられるのはその子供の父親だけだと思うのだけど


ご主人にしてみれば、その傷は紛れもなく、素晴らしく尊い傷でしょう


勘違いは程々にしておかないと、男の嘘を真に受けていたら知らない所で恥をかく



私も気を付けます、何しろ私の恋人は、そうやって女遊びをしていた人ですから







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